9月21日（1日目）は、講師である Peter Froberg 氏によるセミナーが行われ、およそ50名の学生及び一般の方々が参加しました。

「イノベーション」とは、一般的に「革新」、または「創新」という意味がありますが、ここでは「新たな価値創造」、つまり、“新しい価値をどのように見いだすか。”というテーマで講演が行われました。

生産側が作りたいものではなく、消費者側が求めているものにスポットを当てることが重要であり、そこを突き詰めていくことで新しいアイデアが生まれることを、いろいろな事例を挙げて、分かりやすくお話をしていただきました。

講演後は、参加者からの質問を募集しディスカッション形式でお答えいただきました。

9月22日（2日目）は、13時30分より、山梨学院大学50周年記念館7階にて、同じくPeter Froberg 氏によるワークショップを行いました。

1日目のセミナーをふまえて、実際に新たな価値の創造の仕方をワークショップで体験しました。

ゲーム形式では、グループごとに付箋を使ったゲームを考え、実践と検証を繰り返し行うことで、改善点やサービス面の向上を図り、価値を見出していく方法を学びました。

インタビュー形式では、人や物の背景、全体像をリサーチしながら、その中で人それぞれの価値を見出すことができる方法を実践しました。

他にも、新しい価値を生み出す検証の仕方をピーターさんからいくつも事例を挙げて紹介もしていただきました。

2日間のセミナーとワークショップを通じて、イノベーションの基礎にふれながら少しずつ新たな価値創造への理解を深めていくことができました。

どうやって行うかではなく「何のために」行うのか、その目的（ニーズ）が重要であること。

ニーズを発掘⇔検証する。

仮説を立ててテストを繰り返し行うことで、真の価値を発見することができる。

新しい価値は意外と身近なところに転がっているものである。

今回、デンマークからお越しいただいたピーターさんのご講演は、大変貴重な機会となりました。

「価値創造」と聞くと難しいものと思われるかもしれませんが、意外と身近なところから、新しい価値を見つけることができることを知りました。誰もが実践できる方法であること、今回のイノベーションセミナーの内容をこれからの活動で活かしてもらいたいと思います。