FAAVOやまなしサポート・プロジェクト

連携先：: 株式会社山梨日日新聞社（甲府市）、地元事業者
担当教員：: 山梨大学特任教授澤伸恭、山梨英和大学准教授杉山歩

起案者サポートを通して生まれる責任感

「FAAVOやまなし」でクラウドファンディングに挑戦する方の企画の起案に協力し、資金調達成功に導くことを目的に活動しています。起案者へのサポートを通して、私たち自身もその面白さを肌で感じると同時に、ページ構成や返礼品設定等の複雑さも実感しています。
また、起案者のサポートをより円滑にするため、私たち自身もFAAVOやまなしによる資金調達にも挑戦しました。その結果、目標金額を達成し、身近な人や全く面識のない人からの支援と、暖かい応援メッセージを頂けたことは得難い経験となりました。
起案者のサポートでは、社会人の起案者と共に企画を進めていくにつれ、自分自身に「社会人の方と一緒に働いている責任」が生まれ、「必ず成功させたい」という気持ちになります。これまで関わりがなかった人々や社会とつながり、クラウドファンディング成功という一つの目標に向かって活動することができるのが大きな魅力です。そしてそれが、これから社会人になる私たちにとって、有意義な経験の場であることを確信しています。（山梨学院大学4年　芦澤美和）

山梨データサイエンティスト育成プロジェクト

連携先：: 株式会社ATLシステムズ（甲府市）
担当教員：: 山梨英和大学准教授杉山歩

相手を説得する「数値化」数字の裏にある意味考える

私は、大学の講義で統計法について学び、普段何気なく見ている数字は、誰かの手によって、処理・分析されたものであると知りました。統計的技術の向上と、数字の裏にある意味を考えるため、データサイエンティスト育成プログラムに参加しました。
プログラムでは、実際に甲府市役所の方や企業の方と共に、甲府市の子育てしやすさ尺度の作成のため、都市の情報を集め、甲府市の情報と比較しました。私は、山梨県が、公共交通機関の使用頻度が低く、自家用車で通勤通学する人が多いことから、私は子育てと自家用車所持について情報を収集していきました。
実際にデータを収集していくと、インターネット上では種々多様な情報が、数値化されていることに驚きました。また実際に仕事として、データを扱う場合は、自分が見てわかるだけでなく、相手を説得するための理論も求められると知りました。数値を理論的に説明することが活動内で難しいと思った点であり、遣り甲斐のある部分であると感じました。（山梨英和大学2年野澤紗也香）

Be Open カンファレンス企画実施プロジェクト

連携先：: Be Open協議会（甲府市）
担当教員：: 山梨県立大学准教授兼清慎一、山梨英和大学准教授杉山歩

小中学生がSkypeで世界にプレゼンする場を

小菅中学校や白根飯野小学校の生徒にSkypeを使ってオーストラリアの子供達にプレゼンテーションをしてもらうことがこのBeOpenの内容です。
しかし私はただ英語を教えたくてこのプロジェクトに参加したのではなく、山梨県をより世界で通用する観光地にしたいと考えたからです。そのため小菅村や南アルプスの印象などをよそ者（客観的）から見た時この地域はどれほど素晴らしいのか子供たちに伝え、自信を持って世界に発信してもらおうと思いこのプロジェクトに臨みました。
私は金八先生になりたいわけではありませんが、地域のことを考えた時に、より地域を良くしていくためにはこの地域で学び、将来この地域で働いていく子供たちの価値観を変え、より建設的に地域を良くしていこうと考え自信を持っていける子供を教育することが大切であると感じました。
地域を共に創り上げていく楽しさと喜びを多くの人と分かち合い、今受けている恩恵を社会に還元していくのがこの先の私のビジョンです。（山梨英和大学3年　櫻井俊貴）

やまなし若者みらい探しプロジェクト

連携先：: 株式会社ネオスペース（甲府市）、地元事業者
担当教員：: 山梨大学特任教授佐藤文昭、山梨学院大学教授今井久

やまなしの若者像を調査ペルソナ作成し未来探る

私たち「やまなし若者みらい探しプロジェクト」は、スパランドホテル内藤に最適なペルソナを作成することを目標に、やまなしの若者が社会や未来、そして山梨県についてどのように感じているのかを調査してきた。
ネオスペースの樋口さんや先生方にご協力いただいたおかげで、少ないメンバーながらとてもスムーズに活動を進めることができた。活動では、「やまなしの学生ペルソナ」を作成する基盤にあたるアンケートなどを行った。活動内で印象深かった議論は、仕事に対する価値観が世代によって大きく異なるという内容だった。
これから社会に出る私たちだが、ただ働くだけの毎日が仕事ではないということを皆さんに伝えたい。希望の職業に就くことだけを目標とするのではなく、「この仕事は君だけにやってほしい」と仕事に選ばれるような人が本当の意味での社会人だと思うのだ。私も、これからは自分への理解を深めることを意識して生活していきたい。（山梨英和大学3年　保坂珠巳）

カタコト英語プロジェクト

連携先：: 株式会社山梨中央銀行（甲府市）、地元小売店、飲食店など
担当教員：: 山梨英和大学教授黒田浩司、山梨英和大学准教授韓暁宏

カタコト外国語でやまなしの魅力発信

現在、カタコト中国語は企業からの依頼を受けて準備を行っています。海外からの訪日客数が2016年に日本全国で2、403万人を突破し、中国語圏（中国大陸、香港、台湾）の客数が1、237万人で全体の51・5％を占めています。また、団体旅行から個人旅行へシフトしており、観光情報をSNS（ソーシャルネットワーキングサービス）で入手し、旅行先を決める人が増えていることから、今後、SNSを活用して、FIT（海外個人旅行）に対する観光宣伝、観光情報の提供が急務となっています。
笛吹市観光物産連盟からの依頼で、山梨英和大学の留学生が「地元の人が気付いていない、外国からの目・若い人の目線」で「PRサポーター」として笛吹市の魅力（祭り、イベント、旬の情報、食べ物など）や、月毎に設定された観光プログラムの体験レポートを、中国のSNS「Wechat」や「Weibo」を通じて中国語で発信しています。これら体験を通じて、留学生たちは日本への理解を深めています。
今後、こうした取組をカタコト中国語に活かしていきたいと考えています。（山梨英和大学　准教授　韓暁宏）

“JOIN TO JIT” 学生とジットをつなぐプロジェクト

連携先：: ジット株式会社（南アルプス市）
担当教員：: 山梨大学特任教授澤伸恭、山梨英和大学准教授杉山歩

〝食べるぶどうジュース〞の販売促進プランを試行錯誤

私達のプロジェクトでは、ジット株式会社が山梨の活性化を目的として開発した〝食べるぶどうジュース〞の販売促進プランを練りました。活動は、市販前のジュース試飲から始まり、パッケージや瓶、味や色、価格など、学生目線から感じたことをプレゼンする報告会、山梨県内の飲食店への試飲インタビューなどです。
活動を通じて、会社の一員として様々な立場の方々と意見を持ち合い、一つの商品を理想の形に近づけていく事の難しさを痛感しました。時には企業の意向と学生の意見が行き違い、自分のアイデアが商品に反映されなかったり、計画していた活動をやむを得ず中止したりと煮え切らない思いをすることもありましたが、それらの経験を通じて、会社の一員となって仕事をするということの厳しさや一つの仕事を請け負う責任を実感することが出来きました。
今後は、インターネット上で学生目線でのジュースの活用法やレシピの紹介を行う予定です。ご意見・ご感想をお待ちしております。（山梨英和大学3年　竜澤君依）

山梨市「婚活スタイル」プロジェクト

連携先：: 山梨市役所（山梨市）
担当教員：: 山梨大学特任教授佐藤文昭、山梨学院大学教授今井久

新しい婚活スタイル目指し学生目線でイベントを企画

私たちは、将来自分たちが参加したくなるような学生目線の新しい婚活スタイルを目指し、婚活イベントの企画を行ってきました。
当初、これまでに無い婚活イベントを作ろうとプロジェクト案を練りましたが、実際に具体化していく中で法律の壁に直面し、社会の中でアイディアを具現化することの難しさを経験しました。しかし、逆境の中でも新たな企画を生み出す為に協力し、何度も重ねた議論がメンバー同士の交流を深めるきっかけとなったことはよい思い出です。
今回の活動を通し、社会で企画を通すためにはアイディアだけでなく、困難が立ちはだかった時に最善の方法を考え見つけ出す思考力、また急な案件や様々なニーズにも対応できる柔軟性が必要であることを学びました。これから社会に出たときのために、このような思考力や柔軟性を大学の講義のみで無く、日々の生活の中でも養っていきたいと思います。（山梨英和大学3年　窪田あゆみ）

ロボット「Pepper」の新たな活用提案&「ロボアプリ」開発プロジェクト

連携先：: 株式会社シー・シー・ダブル（甲斐市）
担当教員：: 山梨大学特任教授佐藤文昭、山梨英和大学准教授杉山歩

「道の駅」での利用視野にアプリの開発すすめる

現在、私は株式会社シーシーダブルさんと「道の駅」で利用できるPepperのアプリケーション開発を行っています。近年、道の駅は地域限定品を取り扱っていることから、単なる休憩所ではなく目的地としても利用されるようになっています。山梨県でも地域の特産品を取り扱っている道の駅は多くあります。これらの道の駅が周知イベントを行う際にPepperを利用すれば、イベントの盛り上がりや集客力を更に高まり、道の駅の利用者が増えて活性化に繋がるのではないかと考えています。
私は今回の活動を通して設計開発の難しさと面白さを学ぶことができました。与えられた課題をこなすのとは違い、利用者を意識しながら設計するのは非常に難しく、うまく動作しないことも多くあります。その分、きちんと動作したときの達成感は大きく、設計開発職を肌で感じることができました。
今後は、期間内に成果を出せるように時間管理を行い、効率的に作業を進めていきたいと思います。（山梨大学修士1年　原翔吾）

「企業のPRをあなたの手で」プロジェクト

連携先：: 三和製紙株式会社（市川三郷町）、株式会社菱和園（甲府市）、株式会社デジタルデビジョン（甲府市）
担当教員：: 山梨県立大学准教授兼清慎一

プロの技に学べ!組み合わせから創造を

「企業のPRをあなたの手でプロジェクト」は、企業や自治体の広告を制作するというものです。6人の仲間と共に、これまでに「こうふ開府500年記念事業」のロゴとキャッチコピーを制作して応募し、今は甲府市のパン屋さんの新聞広告を制作しています。この授業の最大のメリットは、プロのデザイナーの方の指導を直接受けられることです。間近で見るプロの技は「すごい…！」の一言。驚きの連続で、「私もあんな風に作りたい！自分で何かを作って発信を！」と強く思うようになりました。学んだのは「組み合わせる強さ」です。同じロゴを作るにしてもそのデザインは十人十色。いろいろなものを見て知って、それを自分なりに組み合わせていくことでより良いものにすることができる。きっと仕事も同じです。そのためにも周りからの刺激に敏感でありたいと思うようになりました。3月には制作した広告の展示会も開かれます。この授業でしかできない貴重な経験です。（山梨県立大学1 年　梅田菜々子）

「英語でYamanashiをPR」プロジェクト

連携先：: 三和製紙株式会社（市川三郷町）、株式会社印傳屋上原勇七（甲府市）、株式会社デジタルデビジョン（甲府市）
担当教員：: 山梨県立大学准教授兼清慎一、山梨英和大学准教授杉山歩

山梨の魅力を英語で発信!オーストラリアのイベントで

「和紙の巻紙をどうしたら外国人は買ってくれる？」
「写経のワークショップを開こうか？」
「英語でYamanashiをPRプロジェクト」の一コマです。この授業は2月にオーストラリアで開かれる日本祭りに出店して山梨の魅力とその産品をPRするというものです。山梨英和大学と山梨県立大学の13人で取り組んでいます。
市川三郷町の「三和製紙」様と協力して「障子紙の巻紙」のPRを企画し、甲府市のお茶の販売業を営む「菱和園」様とは日本茶のPRを考えるワークショップを行っています。英語版のPR動画も制作しています。この授業に参加したのは、実際に海外に行き、英語を母語としている方々に山梨のPRを行うのは貴重な経験だと思ったからです。国の間の文化や経済的背景の違いがどのように製品プロモーションに影響するのかを肌で感じることで将来に生かしたいと考えています。オーストラリアの人たちに山梨を、そして日本を面白いと思ってもらえるように頑張ります。（山梨県立大学3年　宮本友香　3年　山本有美　2年　椎名紋世）

H28年度PROJECT

FAAVOやまなし サポート・プロジェクト