【山梨大学の学生の皆さんへ】地域課題解決科目(地域課題実践活動)について
「地域課題解決人材育成プログラム」の修了要件の一つである「地域課題解決科目(自発的教養(地域課題実践活動)科目)」では、アクティブラーニングの手法を取り入れ、学生自らが主体的に学修し、地域の課題を発見し、解決する能力を身につけます。
令和2年度は、以下の10件の活動を予定しています。
例年4月に本科目の説明会を行っていましたが、本年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応のため開催が未定となっています。そこで本Webページで科目のご案内をします。説明会の開催が決まりました。詳細につきましては、紹介記事「【山梨大学の学生の皆さんへ】自発的教養科目オンライン説明会を開催します!」をご覧ください。(6/12追記)
興味を持った活動がありましたら、担当教員へ連絡を取り、以下より履修申込書をダウンロードして必要事項を記入のうえ、提出してください。(自発的教養科目は履修申告の必要はありません。活動が終了した後に単位申請をします。)
・地域課題解決科目履修申込書(word)
担当教員や実習時間数等につきましては、「山梨大学 電子シラバス」(外部サイトへ移動します)より「自発的教養科目の説明」もご覧ください。
①まちづくりの実践(令和元年度活動ポスター)
みなさんの問題意識を尊重して、対象地(県内各地)や活動内容(市民参加・景観・歴史・食・観光・教育など)を絞り込んでゆきます。社会貢献・地域魅力の発見・地域の持続的な活性化・住民行政協働のまちづくりに興味を持つ方の参加をお待ちしています。募集人数は最大で8人程度。
担当教員:大山勲(ooyama@yamanashi.ac.jp)
②ワインツーリズムの実践(令和元年度活動ポスター)
ワインツーリズムの実施に向けて、地域資源の発見・情報の発信・イベント準備と当日の運営などを行います。山梨の地域資源である「ワイン」と「ワインを産む環境や文化の魅力」を活かして、地域を良くしていこうと様々な人たちが努力しています。ぜひその現場に触れて学んでください。未成年者でも活動可能です。募集人数は20人程度。
担当教員:大山勲(ooyama@yamanashi.ac.jp)
③フェーズフリーの具現化の実践(令和元年度活動ポスター)
フェーズフリーとは、防災に関わる新しい概念で、平常時と非常時という社会のフェーズ(時期、状態)を取り払い、普段利用している商品やサービスが非常時に適切に使えるようにする価値を示した言葉です。令和元年度は、御嶽山における登山者を対象とした実証実験に参加し、そこから得られた動態データのフェーズフリーな活用方法を考察しました。
※令和2年度の活動については、山梨大学 地域未来創造センターにお問い合わせください。
④環境分析ネットワーク(令和元年度活動ポスター)
これまでは現場に足を運ぶことで、県内の自然環境を体感し、地域が抱える課題を見つけようと努力してきました。しかし今年は活動の方法を変え、文献調査やデータ整理をしながら、地域の環境を歴鋭的に眺めてみることや、環境に関する情報発信はどうあるべきかを考えたいと思います。その作業の先に、環境にまつわるたくさんの「物語」をまとめてゆきたいと考えています。
担当教員:風間ふたば(kfutaba@yamanashi.ac.jp)
⑤森林の継承と環境保全計画立案(令和元年度活動ポスター)
生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)への登録によって、貴重な生態系を有する山梨県の森林地域がいっそう身近になることが期待される一方、気候や社会変化等による森林の荒廃や、それに伴う野生動物被害など新たな問題が近年増加しています。そこで、令和元年度は南アルプスユネスコエコパークと道志村を対象にして、自然と人間の持続可能な共生のための課題の理解・解決策の立案・活動を行いました。令和2年度は、ユネスコエコパーク域の森林域において専門家とのフィールド調査に加え、道志村をはじめとする山梨の里山地域・集落のみなさんと環境調査や野生動物との共生のための活動を企画しています。
担当教員:馬籠純(magome@yamanashi.ac.jp)
⑥環境保全型農業技術の開発(平成30年度活動ポスター)※令和元年度は未実施
地域農業に関わる環境問題は、地域のその他の環境問題と密接に関係しており、これらの問題を同時に解決する農業技術の開発を目指した実習を行います。平成30年度は、生ごみをリサイクルして土づくりを行うことで、農薬と肥料による環境破壊と生ごみの焼却によるCO2の排出という2つの環境問題を解決する方法について学びました。
※令和2年度の活動については、山梨大学 地域未来創造センターにお問い合わせください。
※令和2年度の活動は中止となりました。(7/2追記)
⑦山梨の農業とその発展(令和元年度活動ポスター)
地域における農業への参加というケーススタディを通して、現状の問題点を理解し、課題を設定して解決策を探るという一連の学習により、課題の発見から調査・分析・計画などの技術を習得します。令和元年度は県内の農協を訪問し、山梨農業の現状と問題点を探りました。また、農作業を体験することにより、農業における問題点の対策を探りました。
※令和2年度の活動については、山梨大学 地域未来創造センターにお問い合わせください。
⑧農山村資源を活かした観光地域づくりの実践(令和元年度活動ポスター)
本科目では、富士山麓に位置する鳴沢村(山梨県南都留郡)において、村役場と連携して、観光地域づくり及び地域産品発信拠点形成のための取り組みを継続して行っています。今年度は、道の駅を中心とした「なるさわクリエーションパーク」の改修・改善計画の立案(提案)を行う予定です。現地調査や室内での議論、必要に応じて先進事例視察など実践は多岐にわたりますので、意欲的な皆さんの参加を期待しています。
※以下は、令和元年度参加学生が作成した鳴沢村コンセプトブックのPDFファイル(研究室ホームページへのリンク)です。
「鳴沢の美味しいを知りたい貴方へ」
「なるさわ」
担当教員:菊地淑人(ykikuchi@yamanashi.ac.jp)
⑨ICTの産業活用(令和元年度活動ポスター)
地域におけるICTの産業への活用について考えます。令和元年度は、山梨県における獣害の被害に着目し、IOT技術の活用を模索しました。IOT技術を用いた害獣駆除の罠は既に存在していましたが、長距離データ通信のために通信費を負担しなければならない等の課題があり、これを改善するために新たなIOT技術を活かす方法を考えました。
※令和2年度の活動については、山梨大学 地域未来創造センターにお問い合わせください。
※令和2年度の活動は中止となりました。(6/9追記)
⑩エリア放送を活用したコンテンツ作成の実践(令和元年度活動ポスター)
エリア放送を活用したコンテンツ作成を行います。令和元年度は、地域課題の発見と解決の取組みとして、地域を盛り上げるイベントの提案を行い、そのイベントをプレゼンするコンテンツを作成しました。さらに、コンテンツ制作の一環として、大学内外で取材活動を行いました。
※令和2年度の活動については、山梨大学 地域未来創造センターにお問い合わせください。
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応のため、以上の活動の実施や内容については、変更となる場合があります。各活動の詳細につきましては、順次、本ページに更新していきます。CNSの掲示にも注意してください。
★「地域課題解決人材育成プログラム」につきましては、紹介記事「山梨大学COC事業について:地域課題解決人材育成プログラムのパンフレットを更新しました!」をご覧ください。
★「地域課題解決科目」に類似する科目として、「フューチャーサーチ」と「自発的教養(実践的キャリア形成活動)」があります。詳細につきましては、紹介記事「【山梨県内の大学生・短大生へ】山梨大学(単位互換科目)「フューチャーサーチ」「自発的教養(実践的キャリア形成活動)」R2年度の実施について」をご覧ください。
【お問い合わせ先】
山梨大学 地域未来創造センター
山梨県甲府市武田4-4-37 山梨大学B-1号館315
TEL:055-220-8130