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やまなし仕事ストーリー「第2弾:共信冷熱株式会社」

  • 2019.02.18
  • やまなし合同JIBUN説明会
山梨県立図書館で開催予定!!
3月18日(月)「やまなし合同JIBUN説明会 ~合同企業ガイダンス~」に
参加予定の企業をご紹介します!!

 

やまなし仕事ストーリー

「第2弾:共信冷熱株式会社」

 

 

人の役に立つ設備を
つくっている
そのプライドがいい仕事をつくる

共信冷熱株式会社
専務取締役 岸本泰介さん

 

スーパーやデパート、個人店などの食品売り場で、肉や魚がずらりと並んでいる冷凍冷蔵のショーケース。
いつも何気なくそのショーケースから食材を選んでいるが、私たちの毎日の食卓に新鮮な食材を届けるために、想いを持って仕事をしている会社がある。
共信冷熱株式会社は冷凍冷蔵設備などの設計や施工、販売、メンテナンスを行っている。

「冷熱という社名を聞いただけでは、どんな会社かよくわからないですよね。実は僕も実際に仕事をするまで詳しくわからなかったんですが、いつも新鮮な肉や魚が食卓に並ぶように、冷やすことにプライドを持ってやっています」

専務取締役の岸本泰介さんは胸を張って言う。

手掛ける冷凍冷蔵設備は、小さなショーケースから人が入り込める大きなプレハブ冷蔵庫までさまざま。お客様のニーズに応じてつくりあげていく。

 

 

「何もないところから設備をつくり、形になっていくのは面白いです。スーパーに行って自社が手掛けたショーケースを見ると、ついニヤニヤしてしまいます」

そう言っていい笑顔を浮かべる専務。この仕事への熱量が伝わってくる。

 

 

施工とともに、同社の重要な仕事がメンテナンスだ。家庭用と違い、オープンスタイルで大量の食品を冷凍冷蔵している業務用の設備は、定期的なメンテナンスが必要だ。
それでも負荷が大きいだけに、突然の故障も少なくない。
冷凍冷蔵設備が壊れると、小さな商店では商売が全くできなくなることも。故障の時こそ腕の見せどころだ。

「迅速な対応は私たちの使命です。できる限り速く、的確に修理に当たっています。お客様からは『スピード対応がいいね』と言ってもらってます」

 

 

それを実現しているのが24時間、365日のメンテナンス対応だ。18人のメンテナンス部隊がローテーションを組み、いざという時にいつでも応えられる態勢を整えている。

「元旦の日の出を施設の屋上で見る、なんてこともありますが、お客様に喜んでもらえるとやっぱりうれしいです。何度も『ありがとう』と言っていただける、その言葉だけで頑張れます。『ありがとう』の積み重ねが、社員一人ひとりのモチベーションになっています」
「自分がメンテしている店が繁盛していると、なんだかすごくうれしいですしね」

思わずこぼれる笑顔。いい仕事をしている証だ。

 

 

小さな仕事の積み重ねを
大事にしていきたい

 

共信冷熱は冷凍冷蔵設備とともに、空調や給排水、厨房、衛生設備などの設備も手掛けている。

冷凍冷蔵設備では県内最王手の同社。
「ほかの設備でも県ナンバーワンを目指しています」
専務は力を込める。

業務用だけでなく、家庭用にも力を入れていて、水道や電気、空調など、家庭のあらゆるトラブルにすぐに駆け付ける「住まいのおたすけ隊」のサービスも展開している。

「♪住まいのおたすけ隊~共信♪」と耳馴染みのいいメロディが流れ、社員自らが登場しているテレビCMがそれだ。
どんな仕事も本職の設備屋が対応するのは当社ならでは。電球一個の取り替えでも、すばやく駆け付ける。
「困っている方の手助けとなる小さな仕事の積み重ねを大切にしたいと思っています」

 

 

小さな積み重ねを大事にする姿勢は、専務の父である現社長が同社を起ち上げた時から変わっていない。
当初は休日に修理に応じる会社は多くはなかった時代だが、共信冷熱は休日でもお客様から依頼が入ればすぐに駆け付けた。

「父はすごく真面目で、どんな時もお客様の要望に真摯に応えようとする人です。その姿勢が会社の姿勢となり、お客様から『共信さんに任せておけば安心だね』という信頼を寄せてもらえるようになりました」
「社長と一緒に働いてみて、専務になって、創業社長のパワー、仕事への姿勢はすごいと感じています」

 

 

 

社員が「働いて良かった」と
思える会社に

 

そんな社長がつくりあげてきた同社を、いずれ継ぐ専務。どんな想いを抱いているのか。

「社員が『働いて良かった』と思える会社でありたいと思っています。そして常に成長している会社でありたいですね」
「それにはやはり人材が大切です。そのため、社内教育にはとても力を入れています」

定期的な社内勉強会をはじめ、メーカーでの講習会など社外の研修にも積極的に送り出している。
資格取得も全面的にバックアップしていて、資格手当は上限なしに支給している。

「働きやすい環境づくり、社内の雰囲気づくりも、いい仕事をするには大切です」
今は会社で飲み会を行うところは少ないが、同社は会社が費用を負担して各部署での飲み会を定期的に開催している。
「飲みの場だからこそ話せることってありますよね。部署内でいろんな話をしながら、働きやすい職場にしていきたいと思っています」

 


 

一つ一つの取り組みは小さなことかもしれないが、その積み重ねが働く環境を良くし、仕事の質を高めることにつながっている。
今後はさらなる質の向上、事業拡大に向けて、人員の増加にも力を入れていく。

「社員を増やすことは、今後を見据えた上で不可欠です。明るくて素直な人、何事にも前向きで、プラス思考で考えられる人がいいですね。今後は女性の営業担当も採用したいと考えています。一緒に人の役に立つ設備をつくっていきましょう」

同じ想いを持って働く仲間が増えた時、そこから共信冷熱は新たな一歩を踏み出す。

 

 

聞き手:
澤伸恭(山梨大学地域未来創造センター)
由井咲希さん(国際政策学部総合政策学科 1年生)

【会社概要】
企業名:共信冷熱株式会社
所在地:甲府市大里町1094
事業内容:冷凍冷蔵設備工事・空調設備・厨房設備・給排水設備工事・工業系クリーンルームなどの企画・設計・施工・メンテナンス
HP:http://kyoshin-corp.jp/